客室乗務員への夢は膨らむ
わたしが小学生の頃に憧れていた職業のひとつにスチュワーデスがありました。最近では呼び名も変わっていますが、なぜなりたかったのかと言うと、飛行機を利用して親切にしてもらったからです。今でもあの時の記憶は忘れらないほど鮮明に覚えていて、あの時は風をひいていて咳がでていました。タオルで口を押さえるように母に言われたので、軽くおさえていたら、客室乗務員の方があめ玉を3種類わたしの手をとりながら、どうぞと言って渡してくれました。そしてあたたかくしてくださいと言って毛布を差し出してくれたのでした。ヌクヌクと暖かい毛布で寒かった体も徐々に良くなっていくのがわかり、手に持ってるあめを見てみると、どれも美味しそうなものばかりで、1番好きなミカンのあめからなめてくつろいでいると、後ろの席で赤ちゃんが何度も大きな泣き声で泣いていて、その時にアナウンスが流れてきました。小さなお子様の体をギュッと抱きしめてくださいと言っていて、それをお母さんが聞いていたのか、もう赤ちゃんの泣き声は聞えなくなり、シーンと静まりかえった機内となりました。こういう機内での親切な対応や心遣いに触れてから、飛行機を見るたびに幼いわたしの夢は膨らんでいくばかりでした。
